レクイエム 

昨日の中級講座の報告、4日前の初級講座の報告、したいのですが、先に昨夜のことを。

京都ミューズでは7月17日に、新装なった京都ロームシアターでコンサートを開きます。
西本智実指揮、ヴェルディの「レクイエム」
西本智実さんは毎年バチカンでレクイエムを振っておられます。

わたしはまだミューズでの合唱歴は浅く、ヴェルレクも今回がまだ2回目です。
毎週金曜日の夜、片道1時間あまりかけて練習に通っています。
きのうも練習日でした。
本番までまだまだ日はあるような気はしていますが、壮大な曲なので、必死で楽譜とラテン語歌詞をおいかけています。

昨夜の最後に、指導の大谷先生が、今日はメモリアルです、第1曲に戻ってやりましょうとおっしゃいました。
活気でざわついていた練習場がしんとなりました。
追悼です。
第1曲「レクイエム・エト・キリエ」
永遠の安息を与えたまえ・そして・主よ、あわれみたまえ
柔らかなピアノ演奏に続いて、男声の柔らかな、けれど地の底から湧いてくるような、潮騒のような響きで始まります。
そこへ天使のようなソプラノのソロ。

歌い終わって、しいんとして、声が出ませんでした。
練習が足りなくて自分の思いを表現できないもどかしさ。
どんなに思いがあっても、それを表すのは容易ではない。
はやく楽譜を手放して、270名の人たちと先生と一つになって歌いたいと思いました。

7月の本番では、かならずほんとうに追悼します。
ヤン

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